2006年12月16日

30875fec.jpg
fd0361ae.jpg

<鉄砲虫>
剪定作業に追われるこの時期、「鉄砲虫」に喰い荒らされたぶどうの樹を見つけるというとても残念で悔しい発見をすることがあります。写真がその「鉄砲虫」に喰い荒らされたぶどうです。「鉄砲虫」とはカミキリ虫の幼虫のことで、その名前の通り、樹の幹や枝に鉄砲で撃たれたような穴を開けてしまうのです。その食べかたは様々で幹や枝の中心部分を喰い進むこともあれば、周りを一周ぐるっと食べてしまうこともあります。本当に迷惑な虫なんです。

<予防法>
せっかく長い年月大事に育てたぶどうを一瞬にして枯らしてしまうこの虫の被害を防ぐには、一般的には殺虫剤を使うことが考られますが、減農薬栽培を進めているカタシモワイナリーではアルミホイルをぶどうの根元に巻きつけることで「鉄砲虫の侵入を防ぐ」という方法を取っております。ヨーロッパやアメリカなど海外ではプスティックパイプを巻き付けているところもあります。それと、ぶどうの樹の周りにできる限り草を生やさないことである程度、侵入を防ぐこともできますがやはり重要なのは人間の病気と一緒で早期発見早期治療であり、そのためにはぶどうの樹を1本、1本しっかりと見回ることが最も大事な作業になります。

<減農薬栽培ぶどうの味>
このように減農薬栽培という自然に限りなく近い状況の中、同じく自然からの敵(この場合は鉄砲虫です)からぶどうを守り、実をならせていくには一口では言えない程の手間ひまを掛けることとなります。でもその分、秋にたわわに実ったぶどうの実を見ると感激はひとしおですし、なによりとても美味しいぶどうの実となるのです。びっくりする程味が濃くて香りも素晴らしいんですよ!

来年も満足いくぶどうを収穫できるよう、にっくき鉄砲虫との闘いは続きます!




katashimowinerykatashimowinery at 23:36│栽培&製造 │